Tori Co, (虜)
和田野の森

和田野に新しくオープンした焼き鳥店で、うちわの壁が伝統と現代的な日本の工芸表現を融合させています。

プロジェクト概要

白馬の雑木林に囲まれた和田野の森、咲花ゲレンデのすぐそばにある「虜」は、焼き鳥専門のモダンな居酒屋だ。

ヴィヴィアル&カンパニーは、日本の焼き鳥文化の豊かな伝統を生かした内装デザインを託された。コンセプトは、屋台の活気ある魅力と、より現代的な日本のバーやレストランの洗練された素材感の融合。

デザインの中心にあるのは、炭火焼の風を調節するための伝統的な手扇風機「うちわ」。特注のスクリーン・ウォールとして生まれ変わったうちわは、ダイニングスペースを定義し、光を拡散させ、そして空間全体に開放炎での調理の動きを呼び起こす。 

内装パレットには、仕上げ加工なしの木材、天然リネン素材の暖簾、手漉きの紙ウチワなど、触感に富んだ素材が取り入れられている。深い藍色の藍染めのアクセントが空間を統一し、日本の工芸の感覚をしっかりと根付かせている。

縁と角が黒ずんだ木製のテーブルと、その下に赤と青の市松模様のクッションが置かれた木製の椅子のアップ。
白い扇形のオブジェが6列5段に並べられた30枚の正方形の棚がある装飾壁。
木製のテーブルと椅子、バーエリア、日本の伝統的な装飾が施されたレストランの内装。大きな青いバナーには白い日本語の文字と「TORI CO.