バー898、八方

白馬アルプスの眺望、温かみのあるインテリア、手作りの日本産オークの家具を備えた八方の新しいカクテル・バー。

プロジェクト概要
Vyvial & Co.は、白馬のゲレンデの麓に位置する白馬ホテルグループの依頼を受け、既存のスキーサイドの建物の上階を洗練されたカクテルバーに改装した。会場からは八方尾根の山々が一望でき、ヨーロッパアルプスの山々に見られる、時代を超越したエレガントな隠れ家からインスピレーションを得ている。
ブリーフでは、親しみやすさと居心地の良さを感じられる空間、つまり山での一日を終えたゲストを温かく迎える環境が求められた。アプローチとしては、快適さと手触りの良さを中心に、天然素材と配慮されたディテールを使い、控えめな贅沢感を演出した。
豊かな木材を基調とし、柔らかな布張りの座席と控えめなアンビエント照明が、周囲のアルプスの風景の質感や色合いを反映しながら、落ち着きとくつろぎの感覚を呼び起こす。
ヴィヴィアル&カンパニーは、地元の家具メーカーと緊密に協力し、日本のオーク材で作られたカウンターや共同テーブルなど、特注品の数々を製作した。